【台風19号】故郷・長野災害ボランティア・行き方と費用 ついでに長野観光も そば、善光寺、銭湯に地酒 長野北部穂保地区

ジャパン
長野災害ボランティア

こんにちわ

またびのまさるです

いつもは昨年まで行っていた

世界一周のブログをあげていますが

今回はこの間猛威を振るった台風19号被害

の長野に災害ボランティアに行ってきた様子をあげます

僕の故郷は長野県上田市で同じく被災したのですが、現在はボ

ランティアの募集はしていない(上田社協HPにて)ので、県外からの

ボランティアも募集している長野北部災害ボランティアセンターに行ってきました!

僕が行ってきて、手続きや場所、流れなどをお伝えし、一人でも多く、やってみようかな

力になりたいけど何をしていいいかわからないという人の背中を1m押せれば幸いです。

被災から2週間以上経ちましたが、まだまだまだまだ泥出しや災害ゴミの運び出しなど

人手、マンパワーが必要です!!ボランティア活動だけでなく、折角長野に来たの

だから、長野の魅力も旅人・長野県民目線で報告します。

ボランティアやってよし!

レトロ銭湯で疲れ癒してよし!

そば食ってよし!

善光寺でお数珠頂戴してよし!

地酒飲んでよし!

秋の果物買ってよし!

でお送りします。

① ボランティアってどこに行けばいいの? 行く場所を決める!

ボランティアは基本市町村の

「社会福祉協議会」が中心となって運営します

社会福祉協議会って?

「地域福祉の推進を図ることを目的とする民間団体」と書いてありますが

ようは、地域こまごまとした福祉系のお困りごとを相談する役所っぽいところです。

「社協」と略して呼ばれることも多いですね。世田谷区なんかは「あんしんすこやかセンター」と呼んでいます。「あんすこ」と略しますね。でもこのすぐ略すのは福祉あるあるですね

この社協がボランティアを募集し、各地域のニーズに応じてボランティアを派遣します!

注;一人で現地に行って、「何か手伝うことありますか?」ということは好ましくはないです。被災地での盗難や詐欺などそういった事例は見られるようです。だからこそボランティアセンターから派遣されたという正当性が必要だと思います。

まずはGoogleで

「災害 ボランティア」と検索してみましょう!

この全社協のサイトは、全国の社協でボランティアを募集している場所を掲示しています。

こちらのサイト https://www.saigaivc.com/typhoon201919/ 

こんな感じで募集の右端が参加要件です。割と県外からの募集は少ないので注意!

みなさんのできる範囲の行動範囲で行ける場所を探してみて下さい。

なお、雨天により作業中止にもなるので、天気予報も確認して下さい。

僕は長野市災害ボランティアセンターに行きましたのでそちらを選択。

長野市災害ボランティアセンターは、Facebookアカウントを持っているので、作業人数やその日の活動内容がわかります。https://www.facebook.com/naganoshivc/

②長野市災害ボランティアセンターに行くには?お昼ご飯を忘れずに!

方法は二つ。

①基本は公共交通機関を使用する

長野駅東口から無料のシャトルバスが出ています。

事前に登録を求めていますが、必須ではないです。

但し、休日などは人数がいっぱいになる可能性もあるので事前に登録しましょう。

またびは平日であったので登録せずにも十分乗れました。

ここからはコンビニにも寄りませんので、水分と昼食は必ず確保していってください!

長野駅東口のユメリアバスパークから8:30に出発します!ドンキホーテや善光寺に行く出口の反対の出口です。
https://nagano.shienp.net/357?fbclid=IwAR0MTUEJ_U7OIrcowtICM9irjgf7J2xoJirxLIVxpASATPqJkOIKAUGhhhI

②自家用車で行く場合は

駐車場の関係もあり、満車で停められないこともあります。

またびは迷わず、長野駅からバスを選びます。

③ ボランティアで必要な服装、準備するもの

政府広報に詳しく載っていますので、それを参照するのが一番良いかと

政府広報より引用https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201909/4.html

特に大切なのは

上下の雨具(これは泥だらけになります)

長靴 とにかく泥がすごい

③ 軍手 これも泥だらけになります。ゴムや革のものがいいです。

マスクサングラスもしくはゴーグル ホコリが蔓延しています

昼食水分行動食 自分で食べるものは自分で用意しましょう

④ いよいよボランティアの現場へ! 8:30

バスの車内は

ビニールで養生されています。それだけ泥で汚れるということ

バスに乗ってまず、北部災害ボランティアセンターに向かいます。

車内にはだいたい男女4:1くらいの割合でした。男性の方が多かったですね。

この車内で、座席順でグループ分けをして、その班のリーダーを決めます。1G8名ほど

そして、名簿に名前を書き、登録をし、怪我をした際の保険が適用されます。

車内で説明は注意事項が

・家にあるものを「ゴミ」と呼ばないでください。家主にとっては大切なもの

・SNSでの写真の投稿、動画の撮影などは個人情報なので止めてほしい

・予想以上に泥が重く作業の進みが遅い。無理をせずに、できる範囲でやってほしい等

この三番目のアドバイスは後ほど痛いほど実感することになる。

⑤北部ボランティアセンターに到着 9:00

北部ボランティアセンターに到着

ここではバスを使わずに自力で来た方などの受付をしている。

バスで来た人は受付が済んでいるのでここではトイレ休憩のみ

これから現場では仮設トイレ等しかない場所もあるので、できればここで済ませておきたい。

長野市北部での作業エリアは主に長野市長沼地域

千曲川沿いの堤防が決壊し、民家、りんご畑が浸水し、流入した泥で一体が被災している。

バスは北部ボランティアセンターから被災した場所の拠点

「高台公園」に向かう。

⑥ 高台公園に到着 グループ毎の現場に歩いて向かう 9:30

ここからグループ毎に分かれて、各家に歩いて向かいます。

この高台公園で作業内容、作業エリア毎に備品が配布されます。

泥出し作業の場合はスコップ、もしくは一輪車など

また自分の荷物が汚れないようにゴミ袋が配られます。

荷物は各作業場所の休憩所に保管されますが、そこも被災した場所なのでゴミ袋が必要

⑦ 各作業現場に到着 作業開始 9:45

ここからは写真はありません。

テレビクルーは入って撮影していましたが、被災された方の気持ちを配慮すると撮れませんね

と言うより

現場を目の前にすると

やることがありすぎてそんな暇もありません。

僕たち5班はまずある御宅の家財を外に運び出す作業から始めました。

入り口に倒木があり、まずはそれを退けて動線を確保してから運び出しをしました。

水は引いていたのですが、柱に生々しく水の跡が線のようについていました。

一階部分は全部水に浸かったそうです。

そのため、一階のものは全て庭に出し、廃棄を待つ形です。

リーダーを中心に1時間ほど作業をし、少し休みます。

昼食は被災された家を使わしてもらい、そこで昼食をとります。

おやつや飲み物を用意してくれる優しさに感謝しながらも、貰うのは最小限にとどめます。

午後は、またさらに違う家に行き、今度は泥出しをします。

と言っても、最初に作業した家が片付いた訳ではありません。

手付かずの家があるから、そっちもやってほしいと言われ、移動しました。

そこはりんご農家の倉庫で、主に泥出しをしました。

この泥出しが

とても大変ですね。

泥は水分を含み、土嚢のように重い。

さらにりんごのダンボールが泥に埋もれ、それが鉛のように重かった。

ボランティアの作業は14:00まで。

1日でたった、4時間ほどの作業であるが、泥出しはとても大変な作業です。

なかなか進まずに、僕らも10畳ほどのスペースがやっと掃除できた程度です。

ただ、使命感にかられ、もっともっと頑張ろうとすると体を痛めるので、それこそ最初の注意にあったできる分だけ、ゆっくりと作業をすることが大切です。

⑧ 作業終了 バスで駅に行く 14:30

汚れたまま、バスでまずは北部災害センターに行きます。

そこで、長靴を洗い、着替えをします。

ちょっとわかりづらいですが、長靴もズボンも上着も泥だらけです。

⑨ 長野駅着 解散 15:20

集合場所の長野駅東口で解散です。

汚れた体のまま、電車に乗るのは辛いので、銭湯に行きます。

長野市の銭湯は

①アルプス温泉 駅に比較的近い

②亀の湯 繁華街「権堂」の近く

この二つです。

ただ長野市内はバスが安いです。

善光寺までどの区間でも150円で乗れます! 東京だと初乗り220円ですもんね。

ただしパスモ、スイカは使えません!使えるのは謎の「くるる」

僕は②の亀の湯に行きました!

レトロの外観で中は赤富士 サウナが無料で入れるのがいい

⑩ 次は食事 長野と言ったら「そば」そして地酒!

汚れを落として、疲れをとったら、胃袋を満たします!

長野といえば

「そば」

僕が調べて行ったのは

長野駅前にある「ぼっち」

そばが終わると閉店です。前日は21時に終わっていた。

一言

うまい。

それを形にしないといけないので

そばのコシ ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

硬さ 少し固め

風味    ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

値段    ⭐️⭐️⭐️⭐️ ざる大盛で990円(これでも少ない)

大盛りでも美味しいから、足りないくらい。これ以上はぼっちそばという並2人前が1380円だからそれでも十分楽しめる。駅近でこの清涼たるそばを味わえるのは

長野ならでは!

そしてお酒!

ここはそばと一緒に飲むのは少しガマンしてほしい!

なぜなら

最強のコスパ 「小林農場」があるから!

30分399円でビール、焼酎、日本酒等が飲み放題

で日本酒はこのラインナップ

さらにキリン一番搾りの生ビール、真澄、大清水、水尾が加わる

勝手に利き酒

1位 水尾(飯山) シャインマスカット 甘いながらも爽やかに抜けていく

2位 大信州(松本) 水分たっぷりのメロン

3位 海津桜(松代) 甘く、甘く残らなさすぎす、爽やかすぎず、ほわっと桜色

4位 七笑(木曾) オーソドックス辛口でも後味が綺麗

5位 真澄(諏訪) スッキリ入ってちゃんと酔う

とは順位はつけません

高天(岡谷) 後味でしっかりお酒の味

神渡(岡谷) 徳利に入っているお酒そのもののイメージ

大雪渓(北安曇) 甘く残雪残る

渓流(須坂) ちょっと個性的シャリシャリ大根の爽やかさ

9種類も飲める。

これを30分で切り上げる。高速利き酒の高速酔い。

小林農場は料理も美味しいです。

ただサラダにしても山賊焼きにしても量が多いです。その割に600〜700円なので値段も手頃。

でもこれを頼むと30分で食べ、飲み切ることは不可能なので注意!

〆のお茶漬けは「野沢菜茶漬け」「やたら茶漬け」はやたら美味い!

長野でボランティア→銭湯→そば→地酒の流れは鉄板です。

⑪ 長野といえば ラスボス 善光寺は外せない!

長野は全国有数の門前町

そう善光寺を中心にした町なのです。

旧駅舎は仏閣型のとても風情がある駅舎でした。。。。

善光寺で毎朝早朝におこわなれる朝のおつとめ・お朝事(あさじ)に参加できます。

僕が言った10月23日は6時過ぎに行われました。宿のスタッフには5:50分に行くように言われました。時刻は季節によって変わりますので、確認しましょう。

お朝事の時間が近づくと、境内では、向かって左側に列ができます。

貫主や上人が数珠を持って、本堂に向かいます。その道中、参拝者の頭を数珠で触るのです。

「南無阿弥陀仏」「南無阿弥陀仏」と言っていました。

数珠の小さな「カッチ」という音と、重さ、そしてかすかに香るお香の匂いが、ご利益があるなと感じさせます。

朝からなんか気持ちがとてもいいのです。

このご数珠頂戴は、お朝事が終わった後も、またやりますので、お忘れなく。

帰りもありますので、忘れずに。この時だいたい7:30分くらい

お朝事に参加して、駅までゆっくり歩きましたが、8時には駅に着きます。

つまり、ボランティアの前に、善光寺参りをして、行ける!

⑫ 気になる費用は? 東京から長野へ一泊二日だとして

交通費;9620円 《行き高速バス3100円 帰り新幹線6040円(大宮まで) 大宮→新宿480円》

宿泊費;2340円 ドットホステル長野   

★ ドットホステル長野, 長野市, 日本
善光寺から徒歩5分のドットホステル長野は長野市にある1つ星の宿泊施設で、バーを提供しています。1つ星のホステルで、共用ラウンジ、エアコン付きのお部屋(無料WiFi、共用バスルーム付)を提供しています。共用キッチンとコンシェルジュサービスを提供しています。 それぞれのお部屋にベッドリネンが備わります。...

食費; 3771円《夕;小林農場1781円、ぼっち990円 朝;たちくいソバ500円 昼:弁当500円》

観光; 580円《善光寺 無料 銭湯「亀の湯」430円(石鹸買う)バス150円》

お土産;1860円《ぶどう1000円と380円 七味唐辛子480円》

合計;18171円 

⑬ 終わりに

ボランティアの募集のページで、ボランティアに来て、あいにく雨が降ったり、定員オーバーであっても

来てくれるだけで嬉しい

と書いてあった言葉がすごく心に残りました。

同じ長野市であっても駅前はごくごく普通の日常の営みが

でもそこから2km程度離れた長沼や赤沼では

全くの非日常の光景が広がっていた。

道には家電や家具や寝具が泥と一緒に積み上げられ

道に垣根を作っている。

家のドアや扉は開かれて、中から泥が黒い舌を出しているように流れだして止まっている。

そこで起きた災害に、僕たちは、気づいていますよ、何かできることがないかと案じていいますよと直接伝えるのは

行動しかないように思う。

たった1メートル川に近かったかどうかの違いで、大惨事と日常に色分けされる。

今年採れたジャガイモが全部泥につかり、芽を出していた。

りんごが屋根の上に積もっている

腐敗防止のために巻かれた石灰が粉雪のように地面を白く染めている

日常を取り戻すべく

スコップを手に、泥を書き出すが

それは遅々として進まない。

重く、固く、そして量が尋常ではない。

あまりの惨事に、急いで片付け、作業の完成を試みるが

腰や腕はすぐに悲鳴をあげる。

本当にひとすくいずつ、無理のない範囲で、着々と進めることが必要なんだと実感する。

当たり前だけれど、ボランティアに1日来て、手伝ったとか、問題が解決したとが、そんな次元ではない。

来て、何か力になれたのか甚だ自信がなく、無力さに苛まれ、長野を去る。

長く、継続した活動。

だからこそ、僕は日常に戻って、また一人でも多く、ボランティアに興味を持ってもらえればと思ってブログを書いた。

行くだけでもいい。そこに立ち、あなたの側にいるという姿勢を

届けることが励ましになるように思う。

ボランティアの活動は言っても朝から夕方には終わります。

そのあと長野を観光してもいい。

それも立派な貢献です。

僕は僕の行動の継続を

それでは

またび

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