ドキドキの海外「初」ヒッチハイク。アルメニアではヒッチハイクは生存権?

アルメニア

バーレフ!(アルメニアのこんにちわ)

またびのまさるです。


今回は「ヒッチハイク」について書きます。

なんか「ヒッチハイク」って旅行慣れした人がやるってイメージがあるんですが、(僕もその一人だった)でもやってみるとこれが意外に面白いんです。

ちなみに、僕はできるならヒッチハイクはしたくはありません。でもやらなくちゃいけない時もあるんです。あとはヒッチハイクがしやすい国とかがあると思うのでその辺も考慮して。

僕の海外「初」ヒッチハイクは、イランのマーハーンからケルマン クスリの運び屋の車に

イランは、他の人から割とヒッチハイクがしやすいとは聞いていました。でもイランの高速バスは安くて、冷房がちょうどよくて、3列シートで、おやつと飲み物がつくので、「ヒッチハイク」という選択はありませんでした。

しかしシャーザーデ庭園(Shazdeh Garden)があるマーハーンという町で泊まった後、ケルマンに戻る時に、タクシーだと5ドルでいくというが、ちょっと嫌だったので、シェアタクシーを狙って国道沿いまで歩きました。ダメですね。情報なしで行くと、近くのバムにはあったシェアタクシー乗り場のようなものを一切なく、ただただハイウェイを車が行き来していました。

ここは諦めてヒッチハイクをしました。ケルマンまで距離も50km以内だし、30分くらいなのでまあ大丈夫だろうという計算ですが、内心ドキドキです。

何台かは通過、しかし10台以内に止まりました。

「ケルマン」というと「OK」と言ってくれたのですが、なぜが指で後部座席の反対側を指差します。よく分からないまま、目の前のドアを開けるとなんか棒で入れないように柵みたいになっている構造でした。変だなと思いながら、反対のドアから入ります。

男性二人組、一人は少し英語が話せる。ドライバーはペルシャ語(ファーシィー)のみ。今はオフラインでも翻訳ソフトが使えるので、それでどうにかやり取りをします。

仕事の話になって、相手が「僕らはドラッグの運び屋だけどいい人間だよ。アフガニスタンから車で来ている。3日間寝ていないんだ」と話す。

海外初のヒッチハイクがドラッグの運び屋だとは、これまた人生は面白い。

会話もそんなに弾まないから、車のBGMに体を揺らして「Nice Music」とか言って場を持たせようとする。

するとドライバーがボリュームを上げ、テンションも上げて、さらにスピードまで上げる始末。助手席の相方が睡眠不足で寝落ちしそうになると、急に減速したり、ハンドルを切ったりして、寝させまいとする。まあ悪い人ではないだろうが、テンションがちょっと。。。でも市内から離れたバスターミナルまで送ってくれた。お金とか言われるかなっと不安がよぎったが一切なかった。

初「ヒッチハイク」の感想。

「ヒッチハイクする人は、車を決して選べない」

これはあるあるかな。

その後、アルメニアまではヒッチハイクは自粛する。

ヒッチハイクが生存権?アルメニアは郊外に行くと、バスが少ない。
アルメニアは、首都エレバンから少し離れると割と公共交通機関が少ない。しかも見所の教会とかは山の上に建てるもんだから、観光するにはちょっとコツがいる。情報量が命なのである。詳しくは前回のまたびに書いたので見て欲しい。
情報量とこのヒッチハイクを組み合わせると、アルメニアの旅は面白さ、安さが倍増します。
宿の情報カードにも、例えばゲガルド修道院に行く時などは、ゴーツ(Gouht)という途中の街まではマルシュートカ(旧ソ連圏で呼ばれるバスのこと)で行けるけれど、そこから先は歩きかヒッチハイクで行くようにと書いてある。
そう、もうアルメニアの観光ではヒッチハイクは生存権というか立派な「公共交通機関」的に位置づけなのである。
強者は、エレバンからジョージアのトビリシまでヒッチハイクするし、アルメニアを全部ヒッチハイクで回っている人もいる。それくらいアルメニアはヒッチハイクがしやすい。
僕の基本的なスタンスはマルシュートカがある時は、それに乗り、ない時のみヒッチハイクをした。
・セヴァン湖は市内のホテルから教会までは距離があるのでヒッチハイク。
・セヴァンからデリジャン(dilijan)までもヒッチハイク
・デリジャン市内から観光地まではほぼほぼヒッチハイク
・アラベルディ(Alaverdi)も片道はヒッチハイク、片道はタクシー
って感じです。
当たり前ですが、お金がかからない。だから他のことにお金が使える。これは楽しいです。
初めてのヒッチハイク 必要なのは親指を上げる勇気と乗ってからの笑顔と少しの現地の言葉
僕はヒッチハイクの達人ではないからなんとも偉そうなことは言えないけれど、僕が初めてであったように、初めての人でも少し安心してできる心構えになればいいと思って少し書かせてもらいます。
ヒッチハイクで必要なことは次の3つ
①勇気
②笑顔
③ことば
この三つだと思います。
①勇気
本当に安全かなと思いながらも、意外と大丈夫です。但し、やはり他の旅人がやっているとか安全に対する情報をしっかり持ってやりましょう。アルメニアは周りの旅行者みんな大丈夫と太鼓判を押していたし、隣のジョージアもしやすいようです。
僕はジョージアで、ある旅行者に会いました。彼女たちはポーランドから来ていて、ジョージアでは「マルシュートカは嫌い。全部ヒッチハイクで回っている」と話していました。彼女たちはしきりに僕に「あなたもやってみればいいのよ。面白いわよ」と言われた時に僕は「インポシブル」と笑って答えました。でも言った後に違和感を感じました。「どうして、できないっていうのだろう?」「できないと言っているのは自分自身であって、それは可能性の問題ではない」と少し感じました。これから6か月旅をする中で、僕はずっとこの「インポシブル」のままでいいのだろうかと。
この時はイランのヒッチハイクをした後で、ちょっとその経験もあってインポシブルと言ったのだけど、彼女たちの旅のカタチを僕は少しいいなと思っていたのは事実です。
必要は発明の母で、結局、アルメニアではやらざるをえないという感じでしたね。タクシーをチャーターする仲間もいないし、仲間と回っても、僕は割と縄跳びしたりとか写真に時間がかかるからちょっと気がひける。アルメニアで一人旅を望む者は自然とヒッチハイクに辿り着くものです。
本当に親指を上げる勇気だけが必要なのです。ただその勇気を僕は韓国人の旅行者にもらいました。彼らとはゲルニに行くマルシュートカの中であって、ゲガルドまでやろうかということになりました。キム君が失敗してもめげずに指を上げる姿を見て、僕は勇気をもらいました。
まあ、アルメニアでは10台以内には止まります。9回めげればいいだけです。
②笑顔
やっぱり、ヒッチハイクで乗せて貰っているからには、道中は楽しくありたい。笑顔で、まずは「ありがとう」と言ってください。僕は車にかかっている曲を割とわざと「いいね」と褒めたりします。車での選曲褒められると少し嬉しいですよね。まあ女の子は笑顔だけ十分だとは思いますが、40過ぎのオヤジだと多少ゴマスリが必要なのですよ。でもあんまり乗りすぎると、ドライバーが調子に乗って手放しで運転することがあるので、加減が難しいです。
笑顔は大切ですね。
③ことば 現地の言葉の「こんにちわ」と「ありがとう」は言えるといい。
ことばがわからなくても、挨拶と感謝を自分達のことばで言われると嬉しいです。
アルメニアなら
「こんにちは」→「バーレフ」
「ありがとう」→「メルシィ」(なぜかフランス語通じる)上級者向けは「シュノルガルチェン」ですがこれは発音しても割と聞き取ってもらえないことも多いです。あと「アップラック」ってのもあるけれどこれはちょっとわからない。なぜか言うと少し笑われる。
ジョージアなら
「こんにちは」→「がまるちょば」(なんか変な日本語みたいで面白いのでひらがな表記です)
「ありがとう」→「まどろーば」(これも日本語みたいです。変換すると窓老婆です)
中央アジアとか、この辺りはロシア語が通じます。なので
ロシア語なら
「こんにちは」→「ズドラーストヴィチェ」
「ありがとう」→「スパシーバ」
イランなら
「こんにちは」→「サラーム」
「ありがとう」→「メルシィ」(これもフランス語なんだよな)または「ヘイリー・マムヌーン」(とても丁寧な言い方です)
何気に中国でも理糖(リタン)外の温泉に行った時に、ヒッチしたんだよな。なので
中国なら
「こんにちは」→「ニイハオ」
「ありがとう」→「シェイシェイ」
これは、ヒッチハイクに限らず、どの国行っても、まずその国の「こんにちは」と「ありがとう」は言えるといいですね。ネットで調べればすぐに出ます。
ヒッチハイクで聞かれる質問:絶対合格頻出単語
大体、ドライバーからの質問に答えるってことが多いですね。
よく聞かれる質問がこちら
①出身は?
英語だとWhere are you from?だけど、割とそれも英語で聞かない人の方が多いです。
中央アジア圏だと「キタイ?(中国人)」と聞かれることが多いです。そんな時は笑顔で「ヤポーニャ!」と答えましょう。すると大体「ヤポンスキー、テクノロジーとかメカニックとか、車最高」という言葉が返ってきます。僕は車は嫌いですが、本当にトヨタ、日産、ホンダ、三菱が作った車の海外での評判にだいぶ助かっています。ありがとうございます。
正式にロシア語だと「Откуда вы」(オクダ ヴィまたは奥田B?)というらしいのですが、僕は「奥田」とか「キタイ」とか「クタイ」とか聞こえたら、即座に笑顔で「ヤポーニャ」と言います。
このヤポーニャの響きがとてもいいですよね。ハポンとかリーベンレンとかジャパニーズとかよりもずっと好きです。
②言葉(現地の)喋れるのか?
ロシア語圏だとだいたい「パルシィー」という単語が聞こえたら、ロシア語話せるのかと聞いていると思っていいです。返答は人指し指を親指に極限まで近づけて「チョリチョーリ」ということです。ちょっとこれは正確じゃないからわかりませんが、多分こんな感じの発音でいいと思います。
ちなみにイランだと「ファーシィー」という単語が聞こえたら、それはペルシア語話せるのかと聞いていると思って良いです。
③仕事はなんだ?
ロシア語圏だと「ラボータ」という単語が聞こえたらそうです。答えをジェスチャーで用意しておきましょう。
④あとは日本なので
「カラテ」「カンフー」「ジャッキーチェン」「ブルースリー」が多いです。あと車のメーカとかカメラとか。
わからなくても笑顔で、話せばどうにかなります。
気をつける事
①お金の事を言ってきたら、すぐに降りましょう。
大概乗る前に「1ダラー」とか言ってくる人がいるのですが、そういう人は割とパスした方が無難です。僕は乗ったら、やはり降りるときに、言っていたお金とは違う金額を言われ、少し揉めました。
あとは途中で「ダラー」とか親指と人差し指をこするジェスチャーをしたら、お金のことなので、「ノー」と言って潔く降りましょう。僕も一回ありました。
②雰囲気が悪いと思ったら断りましょう。
僕は一回もありませんでしたが、やはりちょっとあれだなと思ったら、躊躇なく断りましょう。一回助手席に猟銃があったので少し躊躇しましたが、その人はこれから狩りに行く感じの人だったので断りませんでした。でもやはりヒッチハイクは人を選べないのが少し怖いですね。
③お金は払わないでいいです。
これはヒッチハイクなので、お金は出さない方がいいと思います。
④忘れ物
車内で忘れ物をしたら、まあ帰ってきません。ポケットに物を入れておくと落ちやすいので気をつけてください。
⑤ルートは確認しておいてください。
万が一のため、maps,meなどのオフラインで出来るアプリで現在地を追っていてください。道を外れたりしたら、「ここでいいよ」などの機転を利かせられますし、相手もどこで降ろすのがわかった方がいいと思います。
ヒッチハイクの魅力 ①節約 ②現地の人との言葉のシャワー ③時間に縛られない
ヒッチハイクの魅力はなんといっても
① 「節約」
ですね。とにかく移動費が全くかからないのは旅人にとって本当に助かります。その分、少し豪華な食事、教会での寄付、お土産代に使うことができます。なんせ、タクシー運転手は当たりはずれが多いので、そういう関わりもないというのが魅力です。
② 「現地の人との言葉のシャワー」
わかる、わからないは別として、まあ言葉は投げかけられる訳です。そうしている内に、不思議となんとなく何を聞こうとしているのかがわかってくるのもあるし、「ああ、もっとロシア語調べておこう」というモチベーションにもなる。ショッピングだけでは足りない部分がヒッチハイクでの会話にはあります。
③ 「時間に縛られない」
これはね、前述したポーランドの女の子も言っていたんだけど、「明日、バスが9時だから」「バスの時間に間に合うように出なきゃ」とかそんなこと全く気にしなくていいんだよな、ヒッチハイクは。自分が出たい時間、タイミングで路上に立って、親指を立てればいい。それはなんか少し自由な感じのする旅です。こういう見方もできる。自分に使われるべき移動での燃料が節約できたから、少しでも地球の負担を軽くできたという視点。まあこれは微々たるものかな。でも誰かと金銭を媒介としない交流をする時間を持つことは旅の中でも日常でもとても貴重な経験です。僕らは現地の人と知り合い、そして現地の人は旅人を知り合う、そのことに互いに少し価値を見出せるとき、とてもいい時間になります。父親が牧師で、奥さんが声楽家で、娘さんが弦楽器の奏者っていう家族もいたな。そうした人との記憶が残ります。
とりあえず、アルメニアではヒッチハイクがオススメです。言うは易し、行うも易し!
一人では不安っていう方は、二人でもいいと思います。僕は最高3人でヒッチハイクしました。韓国のキム君たちとの奴ですね。3人はちょっと多いです。意外と行き先が一緒で、ヒッチハイクをするパターンもあります。同じ宿だったドイツ人のマリオスとは一緒にヒッチしたし、短パンがビリビリに破れたイスラエル人ともヒッチハイクをしました。これもいい思い出です。
言うは易し、行うも易し!です。是非

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