安田さん解放について 旅人は思う

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こんにちわ

またびのまさるです。

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旅先で安田さんの解放のニュースを聞きました。

「よかったな」と思っています。

3年間、いつ殺されるかもわからない状況で、よく耐えたと思います。

そして僕はジャーナリストでもないけれど、運が悪く拘束されることも0%ではない。

そんな時に

改めて起きる

自己責任論ってやつに

もうこれを機に時代錯誤の間違った論理であることを突きつけたい。

ちょっと記します。

多分、こういう話をすると、苦手だなと思う人が大半かもしれません。

でもこの苦手だなとして、議論を放置していた結果が、現状であるように思います。

政治の話を聞きたくない人は飛ばしてもらっていい。

でも僕は、こういう話をもうタブーにはしたくないし、僕が間違っていると思っている自己責任論について、しっかりと「違う」ということを明らかにしておきたいのです。

またびのエゴです。

すみません。

勇気ある方

お付き合いください。

自己責任って言葉を初めて知ったのは、2004年イラク日本人人質事件

僕が初めて自己責任って言葉を認識したのは、テレビでもニュースでもない。

大切だと思っている人から聞いたのだ。

テレビでは小泉が「テロには屈しない」と言っていたように思う。その中で自己責任って言葉も散見されていた頃だと思う。

僕はそんなテレビやコメンテーターを人でなしだと思っていた。

つまりこの自己責任論って奴は、人々の心に響かない政治家やテレビの人間が使う戯言だと思っていた。

しかし、自分の一番身近な、大切だと思っている人から

「自分で危険なところに行ったのだから、自己責任で」

その言葉を聞いた時、驚きのあまり、僕は反論できなかったように思う。

どうしてまずは人命を救うことから話せないのか?

その言葉を言えなかったように思う。

そしてこの自己責任論ってやつがマジョリティーになり、人質となって解放された彼らが涙を流して謝罪をしていたように僕は覚えている。

あれから15年 日本は現在地は

2004年の景色と今を比べて

想像できるだろうか?

・生活保護は減額され、生活保護に対するネガティブなイメージはさらに強まった

・レイシストが大量の警察官に警備されてデモの名を借りた「暴言・罵詈雑言」を撒き散らす

・秋葉原に溢れる性の誇張された漫画の氾濫

・植松被告の「相模原障害者施設殺傷事件」

・黒塗りの報告書

・警察官の発砲

この現状だけ見ても,この15年は「好循環」なんか生まれていない。

この間に東日本大震災もあった。

あの時の記憶として強く残っているのは

・気が狂うほど放映された「ぽぽぽぽ〜んのCM」

・「絆」という言葉

・「風評被害」

大切な人が「自己責任」と口に出した違和感から、今もずっとこの風潮に違和感を持ち続けている。

誰が言い出したのかわからない。

(いい記事がありました。こちら文春オンライン誰が「自己責任論」を言い始めたのか?http://bunshun.jp/articles/-/9514)

「言葉」「メッセージ」が発せられ、それがマジョリティーのように人々は錯覚し、それを当たり前のように人々が発する。

そして再び安田さん解放で起こる自己責任論。

もういい加減やめないか?

15年前から一歩も前進していない。

一度立ち止まって考えてみよう。

今回の自己責任論のへんてこな理由

①解放に当たっては、日本政府は身代金は払っていない。そしてカタールが払ったという情報も全く不確かだ。

今回、日本政府は身代金は払っていない。これは確かだ。カタールか払ったかどうかは定かではない。だから税金が身代金に使われたことはない。

②身代金は結局テロ組織の資金となり、彼らを援助することになる

安田さんは3年拘束されて3億円の身代金と言われている。

テロ組織はこんな時間のかかる資金の回収方法で運営しているのか?

いやほとんどは略奪した石油や他国からの資金援助が収入の元。テロ組織から石油を買ってる者、資金援助、武器供与をしている国こそが援助をしている。身代金はその一部に過ぎない。

③危険だと言われている場所に自分で入ったのだから、政府が支払った費用は全額負担すべきだ。

頭がクラクラします。

まず、政府が安全だというところだけで情報収集するのだとしたら、どうやってシリアの現状を知り得るのだろう?そして政府が支払った費用という論調については、今回は身代金は支払っていない。そしてそれ以外の情報収集などの労力については、それは「邦人救護義務」の費用として、10年16000円の内10000円が徴収されています。政府が支払うというよりは、パスポート保持者全員の積み立てたお金ですね。3億円であれば、3万人分のパスポート代です。パスポートの発行総数が411万冊なので、4110億円のプールがある訳です。

正確な数字の記事がありました。

有効旅券数
10年 1.2万 ×2300万人=2760億円
5年 0.6万 ×730万人=438億円
合計 3198億円
1年あたり 276億+87億=363億円

毎年363億円ですって。

安田純平さんをバッシングする前に、パスポート発行費用の75%は邦人保護費年間『#363億円』だということを思い出してほしい - KNN
パスポートの発行費用の75%が邦人保護費用 ジャーナリスト安田純平さんがバッシングされているという…。 安田純平氏誘拐事件をめぐるいくつかのバッシング(髙岡豊) - 個人 - Yahoo!ニュース 日本人拘束、繰り返される「自己責任論」 背景に何が:朝日新聞デジタル 安田純平氏への「自己責任論」にも「使命論」にも覚えて...

なんども言いますが今回日本政府は支払っていません。

つまり、救護義務が法的にあるし、財源も確保されているのです。

議論を俯瞰してみてみよう。人物相関図

言葉よりもイメージや感覚の方が、訴える力があるかもしれません。

ここで、今回の安田さんの件で自己責任論を言っている人と反対している人を見てみましょう。

グループA ;自己責任論の人たち

橋下徹「これだけの税金を使い政府に労力をかけさせたんだから謝るのは当然」

松本人志「わざと人質になって、身代金を折半しようとするやつが出てこないとも限らないですらね、この先」(解放自体は良かったと思うが、文句を言いたいという立場

北野武「成功していれば写真や名誉があるけれど、この人は失敗したんじゃないの?」

グループB 自己責任に異を唱えるグループ

ダルビッシュ有「でも誰かがいかないと内情がわからないわけじゃないですか。そういう人たちがいるから無関係な市民が殺されるのを大分防いでいると思いますけど」

「日本が戦争していてたくさんの人が殺されているなかで世界のどの国もが知らんぷりだったらどうするんだろう?」

・本田圭佑「フリージャーナリストの安田さん、色々と議論がなされてるみたいやけどとにかく助かって良かったね」

前澤友作「拘束されていた安田さんが解放され助かった。本当に良かった。けれど忘れてはいけない。2015年1月の後藤さんと湯川さん、2004年10月の香田さん、三人とも助からなかった。人命より、テロとは交渉しないという姿勢を優先した。人命<姿勢???」

なんとなく見えてくる前時代性と現代性

まあ本田さんは立場としては微妙。前澤さんが一番一歩踏み込んでいますね。政府のテロとは交渉しないという姿勢自体にも異を唱えている。前澤さんは労働問題では僕はとても残念な印象を持っていますが、今回の件では踏み込んでいますね。

早速橋下という人は、「英雄にする必要はない」と言っているだけと矛を収めて、自分で議論を煽っておいて、自らそこまで言ってはいないと開き直る、お得意のパターンで逃げています。

ただこうして俯瞰するだけでも、自己責任を追及する側の人間はどういう感じなのかが少しわかると思います。

彼らに共通しているのは、安田さんは「失敗した人」「迷惑をかけた人」だから謝れそういう視点です。

さらに、自分で情報を取りに行く人ではなく、誰から情報をもらう立場にいる人間であることもまた興味深いですね。

そして三浦ルリも含めて自己責任を叫ぶ人たちはみんなバラエティー出身というのも偶然なのか必然なのか?

笑わせる側の人たちが、声高に「「失敗した」「迷惑をかけた」「謝罪しろ」と言っている訳です。笑えないです。ヘンテコなことになっていると思います。

安田さんの会見 これを見たらそれまでの議論がアホらしくなる 現実は現実だ

安田さんの会見はyoutubeで上がっている。

ぜひ、見て欲しい。

安田純平さん 帰国後初会見 ノーカット#1(18/11/02)

#1〜#17まであります。

最初の1時間30分以上、この3年間の経緯を話している。

まず、その中で、安田さんが拘束された経緯を話している。

ガイドが安全確認でボーダーを越えて見に行っている間に、家族連れを送った人たちが「行こうか

と声をかけて、そこでついて行ってしまった。これはどうしてそうしたのか自分でもわからないが、自分のミスだった

と話している。

そうなんだよな。

安田さんは、自分のミスを認め、それを責めている。そしてそれを悔いている。

自己責任論者が謝れ!と恫喝する以前に、自己責任反対の者が、まずは解放されて良かったというべきという前に

安田さんは、この3年間。あの時の自分の決定を責め続けていたように思う。

ここで旅というのもおこがましいが、旅は決断の連続である。

失敗したその一回が、3年もの拘束につながったのである。

そのあと、安田さんが話す3年間がまた

安田さんは一箇所に拘束されていた訳ではなかった。

何箇所も拘束場所が変わり、ウイグル人もいる大規模な収容所にもいたようだ。

そして拘束しているグループが、何か拘置所や刑務所のようなものも請け負っていて、大麻の売人なども入っていた。さらには人身売買にも関わっていたと話す。

つまり、テロ組織の資金源は誘拐の身代金に限らないということ、さらには、何か大きい組織や国などの援助や武器供与を受けているということもわかる。

さらに拘束するグループが、一応は安田さんが解放された際のことも考慮して、対応をしていたことも明らかにされる。それでもエスカレートするのだが。

彼らは、フリーザや北斗の拳に出てくるジャキのような人間ではないのである。彼らは極悪非道を繰り返し、略奪を繰り返しているわけではないのである。資金を得るために交渉や、商売をしている。

さらに、グループのリーダーはイラク戦争の時に、イラクで戦った後に、米軍の通訳になった人間だという。

シリアで起こっていることを、善悪だけで見るのではなく、そしてシリアだから特殊だから起きた訳ではないことも見えてくるのである。アメリカのイラク戦争、あのブッシュの大義なき戦争、小泉が真っ先に追従した戦争も関わっているのである。

3年間という時間とその長さ

みんな自分の3年前を思い出して欲しい。

その時から、今の自分を見て、何ができるようになっただろう?そして何を積み重ねてきたのだろう?

またびは、この3年で、富士山に登り、旅に出て、ブログを書いた。この3年間で。

皆さんも多分色んな3年間だったと思う。

でも安田さんの3年間は

拘束されていた

のである。

彼には何かをする自由はなかったし、自ら何かをしたいということもできなかった。

そしてその原因を作ったのは、間違いなく自分のあのミスだと悔やんでいたと思う。

だから、

「失敗した」「迷惑をかけた」「謝れ」

なんて、そんなこと安田さんは腐るほど、自問自答してきたはずだ。

さらに自分が命を奪われる危険すら感じながら。

その安田さんの3年間に僕らがかける言葉は

本当に良かったです。お帰りなさい。

ということだけなんじゃないかと思う。

自己責任はやった本人が一番感じている。自己責任だから政府に義務はないというのはまた違う

安田さんも言及している。

個人が自己責任において行動することは当たり前のことだ。

しかし、自己責任だから政府が対応をしないというのはまた別の話だ。

安田さんは、命の危険、そして帰国後のバッシングも含めて自分で責任を引き受けている。

それは会見で十分うかがい知れた。

この自己責任論で一番気をつけないといけないのは、繰り返すが

自己責任だから、個人の責任だから、行政は何もしない

こういう視点で語られる自己責任論は明らかに間違っている。

この15年の自己責任論の語られ方 それをもうやめないと 

老、病、死、別

この世の四つの苦しみを乗り越えるために、私たちは社会を構成し、税金を払い、国家を成り立たせている。

年金、健康保険、介護保険、失業保険、所得税、住民税、消費税など。

これをもとに、行政は、生活保護、介護給付、医療給付、失業手当など様々な給付をしている。

それは、私たちが暮らしていく上でのリスクを社会で、みんなで負担し、軽減していこうというもの。

しかし、この給付にあたり、ここ15年の論調は

・生活保護はけしからん。みんな貧乏でも頑張っている。だから減額だ。

・人工透析は糖尿病になる原因になった乱れた生活にある。だから切り捨てろ

・障害者は生きている価値はない。

その結果、生活保護は減額し、年金支給額は減り、支給開始も遅れている。介護度の認定も厳しくなり、介護度の低い人への介護報酬は減額した。

その一方、私たちの負担ばかりが増加している。

健康保険の負担増

医療費の自己負担増

介護保険の費用増加

消費税の増税

タバコ、酒税の増税

今年から海外渡航税というものも新設された。

私たちは自己責任に同調すればするほど、高負担の低福祉に落ちていく。

必要なこと。政府、行政の責任を果たしてもらう。これからはそういう時代だ

これからは

自己責任だからといって

行政や政府がやらなくていいという理由にはならない

政府、行政には責任果たしてもらう!

この態度を表明していくことが必要だと思う。

それだけのコストを私たち個人は払っている。

自信も持って欲しい。

世界でもトップクラスの負担を国民一人一人している。

だから今度は国、行政にその負担に答えてもらう番。

そういう時代にしていかないといけない。

もう一度、世直しが必要だ。

誰かに任せる、委ねていれば、うまくいく時代ではない。

だから発言し、行動していきたいと思う。

旅人は言葉はわからないけれど、その国の雰囲気はわかる。

政治のクソな国は、雰囲気でわかる。

壁の落書きが増え、公共交通機関は少なく割高、老人が物乞いし、子供は大人に叱られている。

国民が怠慢でも、乱暴でも、貧しいのではない。

政治が間違っている。

だから、そうなる前に、そうならないように、声をあげていかないといけない。

政治は変えられる。

今、この時点での僕の意見です。

それをここに書き留めて、伝えたということがしたかった。

最後まで読んでくれた方は本当にありがとうございました。

賛同しなくても、反対しても結構です。

ただ、僕はこっちの方向に物事を進めていきたい。

そしてそっちに行く人が少なくとも一人はいるんだということを認識してもらえればいい。

それが伝わればいいと思います。

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