アマクル?元気?
イメーザ!元気さ
またびのまさるです。
ナイルコンゴトレイルの一日目、二日目の日記はこちら
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ルワンダに来たら一回はこのアマクル?と声をかけてみてください。
驚くほど快活に、二人以上いる場合は声を揃えて
イメーザ!
と帰ってきます。
すごく気持ちがいい日になる言葉です。
ルワンダはとても挨拶を大切にする国なんだと強く感じます。
さてコンゴナイルトレイルの3日目を書きますか。
今はザンビアの首都ルサカに向かうバスの中です。
タンザニアとザンビアと僕は明らかに
目的を失っています。
移動がメインになっているから仕方ないけど、それだけじゃない。
3月に帰国してその前にパタゴニアだけは行きたいので2月中旬にはアフリカを出たい。
期限ができると、
急に旅はつまらなくなる。
もう消去法の毎日だ。
知りたいという好奇心を掘り下げる旅
から
どれを見ておいた方がいいかなという消去法の旅
へと変わる。
そこには旅人のオススメを聞いて日程を変更する余裕すらない。
今はただただヴィクトリアの滝を目指して移動している。
見過ごす事の多い。
多分あとになって、知らなかった!行っておけばよかった!と頭を抱えるのだろう。
ザンビアに入ると女性がストレートのウィッグをつけていたりする。
バスの車内からはそんなことしか感じ取れない。
脱線しました。
愛しのルワンダの話に戻ります。
昨日の反省を活かしまずは今日の目標を立てる!
ムササからキビンゴ(Kbingo)まではひたすら下り坂です。
しかしこの下り坂
気持ちよくない方の下り坂です。
オフロードかつ傾斜が急な為にブレーキをかけながら下ります。
ブレーキの効きが甘いレンタル自転車では途中足を着きながら下ります。
こういう下り坂は実は一番つまらない。
下り自体が神経使うし、ブレーキシューが減る。この下りが終わった後に上り坂が来るってわかっているから余計につまらない。
下り坂は手を離して、漕がずに下りたい。
上り坂の後のご褒美だから。
下った先は、平地になっていて、少し湿地帯ですね。
芋みたいなものを栽培していました。
ここは大雨の後はぬかるんで大変だろうと思います。
そして懸念していた上り坂って奴がやってきます。
ここからブンバ(Bumba)まではひたすら上ります。5kmなので大したことないかと思いますが、結構急勾配なので自転車を押していても息が切れます。
それもそのはず2000mまで上るのですから
これがあるから上り坂は止められない。
辛いけれど、この眺望と達成感が上り坂の辛さを忘れさせてくれます。
さあここからはキブエまでもう舗装された道路を走ります。
頂上にバス停があるので歩きの人はここからキブエまでバスで下りてもいいと思います。
景色は特筆するものはありません。
ただ自転車は違います。
ここからがデザートというかご褒美タイム。
舗装道路の適度な下り坂が10km以上続きます。
たった120kmの行程ですがウィニングランのようで報われます。
この下り坂は最高に気持ちがいい。
でも自転車に乗っていて一番下り坂が好きか?というと実はそうじゃない。
下り坂はいいけれど、またそのうち上りになるんだよなという不安がつきまとう。
かといって急な上り坂は苦痛でしかない。
じゃあ平地はというと
退屈なんだよな。
結局一番好きなのは
適度な上り坂だと僕は思う。
あの曲がり角を曲がったら下りになるのかななんて期待しながらペダルを漕ぐ。違ったらまた次か!と漕ぎ続ける。
そして下りを確信する丘を上り、頂上の下りでも上りでもない静止するような瞬間がとても幸せなんです。
あーこれで報われる。
下り坂の始まりだと。
だから僕は適度な上り坂が一番好きです。
自転車好きの人にも聞いてみたい。
下りが好きか上りが好きか?
キブ湖湖畔の街キブエに着きます。
6-7時間かかりました。
ここのホームセントジーン(St Home Jean)というホテルに泊まります。ここで自転車を返却するという話になっていました。
このホテルがまたいい。
シングルは20000シリング(22ドル)とまあまあしますが旅の疲れを癒やすと思えば少し贅沢してもいいでしょう。
値段はわかりませんがドミトリーもあります。
この湖の中に建つようなロケーションは最高です。
部屋からの眺め
お湯も熱い、Wi-fiも好調です。
朝食はビュッフェです。
調子づいて2泊してしまいました。
勿論コンゴナイルトレイルをしてもいいですが、ちょっと体力ガという方はこのキブエの街を起点にしてもいいかもですね。
この街にもビュースポットがあって気軽に散歩ができます。
ボートで島巡りといのもあるようです。
宿近くの教会も綺麗です。
ここがアフリカということを忘れるくらいリラックスできます。
コンゴナイルトレイル自体はこれからまだカメンベ(Kamenbe)まで120km続きますが、僕はここまでにしました。
後は割と舗装された道中心なのでまあいいかなという。
孤児院併設のゲストハウスとかもあるようで泊まってみたかったですが、このチャリじゃ限界でした。
最後はガソリンスタンドで直してもらいました。
一発ですね。
なんでもっと早く気づかなかったのだろう?
というかオフロードだったからガソリンスタンド自体が無かったんですよね。まあ仕方ない。
① 自転車旅している人凄いな!
たった3日でしたが、海外で自転車旅を経験できました。
やると余計に自転車旅をしている人の凄さに気づきます。
僕がアフリカで出会った自転車旅人を紹介します。
一人はご存知
山田美緒さん
僕は知らなかったのですが、スーパーです。
アフリカを縦断して、他ベトナ厶、キューバ、パレスチナ、シルクロードも走っています。現在はルワンダでレストランKISEKIを経営しています。
著書もありますので紹介します。
https://www.amazon.co.jp/満点バイク!-―世界を走る女子サイクリストのイラスト旅日記―-山田-美緒-ebook/dp/B008J00M5Q
https://www.amazon.co.jp/マンゴーと丸坊主―アフリカ自転車5000km-山崎-美緒/dp/4344010736/ref=sr_1_1?s=digital-text&ie=UTF8&qid=1549091546&sr=8-1&keywords=マンゴーと丸坊主
この2冊。
KISEKIレストランに置いてあるので読めますよ!ってルワンダにわざわざ本を読みに行かないかっていう。
でもね美緒さん本人に会えますよ!
本当にルワンダは可能性が、特に女性が活躍しやすいイメージがあります。他にも日本人の女性で活躍されている方がいます。あとルワンダは女性の議員比率が世界一です。全体的に女性が元気です。KISEKIレストランについてはまたブログを書きます。
そしてもう一人
今現在アフリカをケープタウンからカイロまで北上している
みぞくん
彼はTwitterで知ったのだけれど、内省的なツイートを上げていてすごく興味がありました。ちょうどナイロビで合流できそうだったので会いました。
彼も相当イカれています。
南米、ヨーロッパをすでに走破している22歳。
一応22歳という最年少でのアフリカ縦断らしいです。
でも彼は
『最年少と褒め称えるよりもその後の人生でなし得た、伝え得た事の長さ褒めて欲しい』と言っていた。ちょっとニュアンスが違うかも。
でも変わってるでしょ?
これいい言葉です。
彼とは彼から教えてもらった一冊の本について話しあった。
ルソーの「孤独な散歩者の夢想」
この本の書き出しが超絶にネガティブ
彼らが私から取り上げることができなかった唯一の喜び、つまり己の魂と語り合う喜びを満喫するのだ。
ネガティブな書き出しで始まるこの本を僕は、よりポジティブというか希望的に捉えた。
ルソーは孤独、そして自分という中に深く潜り込んで、その中から初めて
人と人との緩やかな繋がりを見出していると感じた。
この地べたに這いつくばって旅をするということはやっぱり地元の人との距離が全然違う。
マネーマネーと声をかけてきますが、
お金を渡す必要はないですし、
彼らもまあそれはわかっていると思います。
会話の糸口だと思って、その後
「アマクル?」
と声をかけると
「ニメーザ!」
と声を揃えて返してくれるはずです。
この距離感が
旅なんだなと感じる。
この後ビクトリアの滝に行ってきます。
では
また日
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