【アフリカ気軽自転車旅】コンゴ・ナイル・トレイル最終日 ここは避暑地・夏の軽井沢

アフリカ

アマクル?元気?
イメーザ!元気さ
またびのまさるです。

ナイルコンゴトレイルの一日目、二日目の日記はこちら

【絶景ルワンダ】アフリカで自転車レンタル! 初めての海外自転車で3泊4日の旅! 
今回はあまり日本人の旅行者には知られていない「コンゴ・ナイル・トレイル」を紹介します。 2泊3日で自転車をレンタルして回ります。 アフリカだけど一人で安全にトレッキング、サイクリングができるコースで欧米の旅行者には割と知られています 湖、バナナ、コーヒー畑、住民との触れ合い。海外で自転車旅を気軽に経験出来ます

https://matabi1977.com/matabi43/
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ルワンダに来たら一回はこのアマクル?と声をかけてみてください。
驚くほど快活に、二人以上いる場合は声を揃えて
イメーザ!
と帰ってきます。
すごく気持ちがいい日になる言葉です。
ルワンダはとても挨拶を大切にする国なんだと強く感じます。

さてコンゴナイルトレイルの3日目を書きますか。

今はザンビアの首都ルサカに向かうバスの中です。
タンザニアとザンビアと僕は明らかに
目的を失っています。
移動がメインになっているから仕方ないけど、それだけじゃない。
3月に帰国してその前にパタゴニアだけは行きたいので2月中旬にはアフリカを出たい。
期限ができると、
急に旅はつまらなくなる。
もう消去法の毎日だ。
知りたいという好奇心を掘り下げる旅
から
どれを見ておいた方がいいかなという消去法の旅
へと変わる。
そこには旅人のオススメを聞いて日程を変更する余裕すらない。
今はただただヴィクトリアの滝を目指して移動している。
見過ごす事の多い。
多分あとになって、知らなかった!行っておけばよかった!と頭を抱えるのだろう。
ザンビアに入ると女性がストレートのウィッグをつけていたりする。
バスの車内からはそんなことしか感じ取れない。

脱線しました。
愛しのルワンダの話に戻ります。

最終日 ムササ(Musasa)〜キブエ(Kibuye) 約50キロ

昨日の反省を活かしまずは今日の目標を立てる!

ムササからキビンゴ(Kbingo)まではひたすら下り坂です。
しかしこの下り坂
気持ちよくない方の下り坂です。
オフロードかつ傾斜が急な為にブレーキをかけながら下ります。
ブレーキの効きが甘いレンタル自転車では途中足を着きながら下ります。
こういう下り坂は実は一番つまらない。
下り自体が神経使うし、ブレーキシューが減る。この下りが終わった後に上り坂が来るってわかっているから余計につまらない。
下り坂は手を離して、漕がずに下りたい。
上り坂の後のご褒美だから。
下った先は、平地になっていて、少し湿地帯ですね。
芋みたいなものを栽培していました。
ここは大雨の後はぬかるんで大変だろうと思います。
そして懸念していた上り坂って奴がやってきます。
ここからブンバ(Bumba)まではひたすら上ります。5kmなので大したことないかと思いますが、結構急勾配なので自転車を押していても息が切れます。
それもそのはず2000mまで上るのですから

ブンバ(Bumba)からの眺め

これがあるから上り坂は止められない。
辛いけれど、この眺望と達成感が上り坂の辛さを忘れさせてくれます。
さあここからはキブエまでもう舗装された道路を走ります。
頂上にバス停があるので歩きの人はここからキブエまでバスで下りてもいいと思います。
景色は特筆するものはありません。
ただ自転車は違います。
ここからがデザートというかご褒美タイム。
舗装道路の適度な下り坂が10km以上続きます。


たった120kmの行程ですがウィニングランのようで報われます。
この下り坂は最高に気持ちがいい。


でも自転車に乗っていて一番下り坂が好きか?というと実はそうじゃない。
下り坂はいいけれど、またそのうち上りになるんだよなという不安がつきまとう。
かといって急な上り坂は苦痛でしかない。
じゃあ平地はというと
退屈なんだよな。
結局一番好きなのは
適度な上り坂だと僕は思う。
あの曲がり角を曲がったら下りになるのかななんて期待しながらペダルを漕ぐ。違ったらまた次か!と漕ぎ続ける。
そして下りを確信する丘を上り、頂上の下りでも上りでもない静止するような瞬間がとても幸せなんです。
あーこれで報われる。
下り坂の始まりだと。
だから僕は適度な上り坂が一番好きです。
自転車好きの人にも聞いてみたい。
下りが好きか上りが好きか?

キブエ(Kibuye)の街 ここは作家が作品を書くのに最適な街

キブ湖湖畔の街キブエに着きます。
6-7時間かかりました。
ここのホームセントジーン(St Home Jean)というホテルに泊まります。ここで自転車を返却するという話になっていました。
このホテルがまたいい。


シングルは20000シリング(22ドル)とまあまあしますが旅の疲れを癒やすと思えば少し贅沢してもいいでしょう。
値段はわかりませんがドミトリーもあります。
この湖の中に建つようなロケーションは最高です。

部屋からの眺め


お湯も熱い、Wi-fiも好調です。
朝食はビュッフェです。
調子づいて2泊してしまいました。
勿論コンゴナイルトレイルをしてもいいですが、ちょっと体力ガという方はこのキブエの街を起点にしてもいいかもですね。
この街にもビュースポットがあって気軽に散歩ができます。
ボートで島巡りといのもあるようです。

宿近くの教会も綺麗です。


ここがアフリカということを忘れるくらいリラックスできます。
コンゴナイルトレイル自体はこれからまだカメンベ(Kamenbe)まで120km続きますが、僕はここまでにしました。
後は割と舗装された道中心なのでまあいいかなという。
孤児院併設のゲストハウスとかもあるようで泊まってみたかったですが、このチャリじゃ限界でした。
最後はガソリンスタンドで直してもらいました。
一発ですね。
なんでもっと早く気づかなかったのだろう?
というかオフロードだったからガソリンスタンド自体が無かったんですよね。まあ仕方ない。

走って思ったこと

① 自転車旅している人凄いな!
たった3日でしたが、海外で自転車旅を経験できました。
やると余計に自転車旅をしている人の凄さに気づきます。
僕がアフリカで出会った自転車旅人を紹介します。
一人はご存知
山田美緒さん
僕は知らなかったのですが、スーパーです。
アフリカを縦断して、他ベトナ厶、キューバ、パレスチナ、シルクロードも走っています。現在はルワンダでレストランKISEKIを経営しています。
著書もありますので紹介します。

https://www.amazon.co.jp/満点バイク!-―世界を走る女子サイクリストのイラスト旅日記―-山田-美緒-ebook/dp/B008J00M5Q

https://www.amazon.co.jp/マンゴーと丸坊主―アフリカ自転車5000km-山崎-美緒/dp/4344010736/ref=sr_1_1?s=digital-text&ie=UTF8&qid=1549091546&sr=8-1&keywords=マンゴーと丸坊主
この2冊。
KISEKIレストランに置いてあるので読めますよ!ってルワンダにわざわざ本を読みに行かないかっていう。
でもね美緒さん本人に会えますよ!
本当にルワンダは可能性が、特に女性が活躍しやすいイメージがあります。他にも日本人の女性で活躍されている方がいます。あとルワンダは女性の議員比率が世界一です。全体的に女性が元気です。KISEKIレストランについてはまたブログを書きます。
そしてもう一人
今現在アフリカをケープタウンからカイロまで北上している

みぞくん

彼はTwitterで知ったのだけれど、内省的なツイートを上げていてすごく興味がありました。ちょうどナイロビで合流できそうだったので会いました。
彼も相当イカれています。
南米、ヨーロッパをすでに走破している22歳。
一応22歳という最年少でのアフリカ縦断らしいです。
でも彼は
『最年少と褒め称えるよりもその後の人生でなし得た、伝え得た事の長さ褒めて欲しい』と言っていた。ちょっとニュアンスが違うかも。
でも変わってるでしょ?

これいい言葉です。

彼とは彼から教えてもらった一冊の本について話しあった。

ルソーの「孤独な散歩者の夢想」

この本の書き出しが超絶にネガティブ

・この世にたったひとり。もう兄弟も、隣人も、友人も世間との付き合いもなく、天涯孤独の身。私ほど人付き合いが好きで、人間を愛する者はいないというのに、そんな私が,満場一致で皆から追放されたのだ。
・世間による迫害から自己の探求へと考えを深めていくには、どうしても現状把握が避けては通れないのだ。このような妙な立場に追い込まれてから、実に15年以上が過ぎようとしているのだが、私は今でも現実として受け止められずにいる。
15年以上も嫌われて悶々としていたという驚愕の事実!
・実際に不幸になるより、いつどんな不幸が襲ってくるのかと不安にびくびくしているときのほうが百倍もつらい。攻撃そのものよりも攻撃するぞという脅しの方がよほど恐ろしいのだ。実際にことが起こってしまえば、あれこれ想像を働かせる余地はなく、まさに目の前の状況をそのまま受け入れればいいのだ。実際に起こってみると、それは私が想像していたほどのものではないことが分かる。
これは真理
・個々の人間は死んでも、そうした組織はなくならない。人が変わっても、組織の抱える情念は変わらない。
彼らが私から取り上げることができなかった唯一の喜び、つまり己の魂と語り合う喜びを満喫するのだ。

ネガティブな書き出しで始まるこの本を僕は、よりポジティブというか希望的に捉えた。

ルソーは孤独、そして自分という中に深く潜り込んで、その中から初めて

人と人との緩やかな繋がりを見出していると感じた。

・共和国では広場の真ん中に花を飾った杭を立て、そこに人民を集めてください。そうすればあなたがたは一つの祝祭を始めることになるのです
彼が言う
・一般意思が日曜日の晴れ着をまとっている
に僕は、中南米の「メルカド」を思い出した。
街の中心部にあるセントロで日曜日に、それぞれが集い、店を出し、歌い、踊り、食事をする。個人が個人と、肩書きとか立場とか関係ない集える日。
それがメルカドの日曜日。
僕の田舎上田でも、昭和の日曜日は特別だった。
人がたくさんいて、ワイワイしていた。
祭りに似ている。
人に好かれたい、嫌われたくない、そんな恐怖とは無縁の
日曜日だからただそこにいる。
こういう緩い感覚を僕は社会に求めている。
それが居場所なんじゃないかと思う。
みぞくんはもっと孤独というか自分と向き合う
自分の中に入っていくと云うことにフォーカスしていた。
彼の自転車旅行そのものが、僕は瞑想(メディテーション)そのものだと思う。
彼はその暗闇の中から、しっかり自分が必要な希望ももう見出している。
まあそれは帰国してからのお楽しみでもあるけれど。
この時間がとても楽しかった。
人と人が出会い、一冊の本について話す。
これを
「対話」
と呼ぶのだろう。
ギリシヤでも盛んにやっていたのだね。
僕はこういう
「対話」
をこれからも続けていきたい。
そして彼は再び旅に出た。
② 自転車旅の魅力!
この地べたに這いつくばって旅をするということはやっぱり地元の人との距離が全然違う。

マネーマネーと声をかけてきますが、

お金を渡す必要はないですし、

彼らもまあそれはわかっていると思います。

会話の糸口だと思って、その後

「アマクル?」

と声をかけると

「ニメーザ!」

と声を揃えて返してくれるはずです。

この距離感が

旅なんだなと感じる。

この後ビクトリアの滝に行ってきます。

 

では

また日

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