【ここが変だよ!エチオピア】オリジン・オブ・ランド エチオピアの愛すべき個性

アフリカ

サラーム(エチオピアの言葉でこんにちわ)

前回と前々回でインジェラと嘔吐と最恐バスを書いたため、エチオピアを僕が殊更嫌っているのではないかと誤解をされそうなので

今回は、エチオピアのいいところを紹介したい!

いいながら

タイトルが「ここが変だよ!エチオピア」

ってふざけてはいません。

だってエチオピアは変なんです。

でもそれが愛おしくなるのです。

ボサノヴァの名曲「Desafinado」でも言っていますね。

[Eu mesmo mentindo devo argumentar,
Que isso é bossa-nova, isso é muito natural.]

調子っぱずれって人は言うかもしれないけど

それがボザノヴァなんです、自然なんです。

このボサノヴァを「エチオピア」と書き換えてくれたらわかると思います。

Desafinadoはこんな曲

Stan Getz & Joao Gilberto – Desafinado
ここが変だよ!エチオピア

① 暦がちがーう! どーしてクリスマスは1月で、お正月は9月なの!

エチオピアはエチオピア暦というもの採用しています。

なんと1年が13か月あるのです。

どういう計算かというと

30日×12か月 プラス? 5日

つまり13か月目は5日しかないのです。

あーそんなもんかって最初は思っていたのですが思わぬ所で弊害が。

クリスマスは1/7!→「12月25日にクリスマスが来ねぇ!」

正月は9/11!→「1月1日を誰も祝わねぇ!

クリスマスもねぇ

正月もねぇ

おらこんな村やだーとなるわけです。

ちょうどこの時期にエチオピアにいて、年明けにケニアに移動するまたびにと

って、これは寂しかった。。。。

僕には2018年のクリスマスと2019年の年明けが存在しなかったことになります。

世界がハッピーニューイヤーってやってる時に、ここエチオピアでは何事もなかったように夜が明けていくのです。

ただこうした記念日ってやつが、決まり事なんだってことがわかったことは良かったかもしれません。

② 時間もちがーう。朝6時か1日の始まり0時。なぜか日本時間と一致する

エチオピアは1日の始まりが朝の6時です。つまり朝の6時を0時とします。

そのため、実際の時間と6時間ズレがあるのです。

12時のお昼が6時で、15時のおやつが9時ですね。

日本との時差が6時間であるため、奇跡的にも日本時間とエチオピア時間は一致します。

なんか縁があるんじゃないでしょうか?

日本もエチオピアも直接植民地支配を受けていない稀有な国同士。

この記事が良かったです。

[俵かおり]【何故、エチオピアは“アフリカでない”のか?】~非植民地国の誇りと発展の遅れのパラドックス~

【何故、エチオピアは“アフリカでない”のか?】~非植民地国の誇りと発展の遅れのパラドックス~ | "Japan In-depth"[ジャパン・インデプス]

旅行中にあまり影響を受けることはありません。

バスの時間も「インターナショナルは何時?」と聞けば教えてくれますし、後述しますがバスの時間は全て早朝です!時間とかもはや意味ないです。

③ バスの出発時間が全て早朝!5時集合の6時出発 おいおい

真っ暗ですよ。

旅人をまず最初に悩ますのがこの早朝バス。

バスターミナルまでタクシーを利用しないといけない。

まあアジスアベバ以外は早朝歩いてもまあ大丈夫であるが。

基本的にどの街に行っても、早朝5時にバスターミナルが開場し、お客を満杯にして所で出発です。

そもそも深夜バスは法律で禁止されていまーす。

でもなぜちょうどいい時間に着くように出発時間を考えないのでしょう?

こういう見方もあります。

・時間を間違えることがない!とにかく5時に行けば乗れる!(迷いがない)

・業者もタクシーもみんなこの時間に合わせて行動できる!(短期集中型)

だから朝各バスに水やおやつを配る業者は短時間で仕事を効率よく簡潔できる。

そう考えると意外といいのかもしれません。

早朝を逃してもバスはあります。これは乗り合いバンになったりと様々ですが、お分かりだと思いますが

ようは面倒臭い系の乗り物になるということ

金額交渉やふっかけてくる業者が多いです。基本は早朝移動が正規価格です。

④ バスステーションで声かけてくるやつの8割有料です!

旅人で一番揉めるやつです。

エチオピアのバスステーションにはバス会社以外にも、稼ごうとする輩がたくさんいる訳です。

彼らのシノギは

・荷物を荷台に積むことでチップを得る!

・バスまで案内することでバス代を割増請求する!

だいたいこの二つです。

奇跡的に何も要求してこない人もいます。

基本はバスの近くまで言って、近くで「メケレー」とか行き先を叫んでいるので、直接聞きましょう。

でもうまくいかないことも多いので、事前に料金を知っておくことが大切です。

基本は25kgまでは荷物代は取られないので、そこも念頭に。

多分エチオピアで一番揉めるのはこのバスステーションとジンカ民族ツアーのガイド選びだと思います。

いやここまでは良いところではないですね。弱った。挽回します!

ミックスジュースがミックスされていない!

これがエチオピアのミックスジュースです!

(上からマンゴーのシロップ、アボガド、グアバ、パパイヤ)

砂糖もほとんど使用していないのが嬉しい。

自分でストローでミックスするタイプです。

インドネシアやラオスでもありましたが、この見た目最高です。

これはこっちが正解ですね。

エチオピアのジュースは正義です。

誰がなんと言おうと素晴らしい。

エチオピアで散々な目に遭った人も口を揃えて

「あれは最高!」

と言いますね。20B〜40B(100〜200円)で飲めます。

これは良いところですね。

どうですか来たくなったでしょ?

⑥ エブリデイ・エブリミール・インジェラ!なんでもインジェラに乗せちゃうんだもん!

インジェラとはテフという穀物をすりつぶして、それを水と混ぜ発酵して、クレープのように焼き上げるエチオピアの主食です。

これを単体で食べてはいけません!

とてもまずいです。

古い雑巾を絞った時の匂いがします。

日本で言えばご飯ですね。

もし外国の旅行者に日本のご飯は蛾の卵みたいだとか、喉の奥から急に出る匂い玉みたいだと比喩されたら気分が悪いのでこれ以上インジェラの悪口は言いません。

でもこのインジェラの不思議なのですが、

おかずと一緒に食べると

ちょうどいいんっです。

本当です。食あたりもしません。

そして見てください。

この種類の豊富さを

そして極め付けはこちら

フレッシュミートと呼ばれている、調理されていない肉・生肉です。

すみません。またびは旅を続けたいので食べるのを遠慮しました。

でもこれ結構高いんですよ。ジンカのレストランっで230B(920円)

ネタにしては高すぎるのでやめました。

ナイフで切り分けて食べます。

で筋張った部分は残して、最後炭火で焼いてもらって食べていました。

全部生で食べる必要はないようです。

ミンチにしているやつもありましたね。

レストランに肉切り場が併設されているところは大概フレッシュミートがありますね。右側の人がミンチを作っていました。

⑦ 個性的すぎるだろ!食べ物と飲み物!

まずは

この草の実を食べます。シンブラと言うそうです。

ただでおっちゃんにもらいました。無味無臭です。

食べているという作業が欲しいのだと思います。

で飲み物(アルコールシリーズ)

これはダラというお酒

アルコール度数は弱いです。

麦芽を飲んでいる感じ。ある意味泥水です。

1.5Lで10B(40円)です。

通りに、棒に刺した目印がある家がこうしたハウスメイドお酒のお店です。

くつろいでいます。

そして次は南部で有名なチャカ

これは結構勇気がいりますね。

ちょっと生ぬるいし、発酵中で泡が出ています。

味はちょっとドブロクっぽいけどアルコールは弱いです。

家畜の餌のようです。

そしてプラのコップで飲みます。

これで10B(40円)

水と混ぜる前のチャカ。

容器は古タイヤを利用しています。ゴムですゴム。

そしてこれが有名なハニーワイン

一番美味しいです。

ただこれでお腹を壊す人も多いので気をつけて飲んでくださいね。

瓶で20Bです。

極め付けは

チャット!

この青い葉っぱをちぎって食べます。

葉を噛むことで軽い覚醒作用が得られ、エチオピアでは試験の前にチャットを噛み勉強すると集中力や記憶力があがるといっていました。

眠くならないし、疲れにくくなります。

味は新鮮なものは苦味も臭みを少なく食べられます。

ムルシ族の村へ行く途中の村でかったチャットはとても新鮮でした。

ただ食べ過ぎると寝つきが悪くなります。

このチャットをアラブ諸国などに輸出しているそうです。

この一束で30B(120円)

1日で葉がしなってしまうので、食べきらないといけないですが、とても初心者には無理な量です。

ピーナッツと一緒に食べると食べやすいです。

茎は食べません。

捨てるとヤギが寄ってきて、盛んに食べます。彼らも好きなんですねー。

出会いものですから出会ったら試してみてください。

コーヒーはただの飲料ではない、コーヒーセレモニーつまり、茶道なのだ!

詳しくはこの記事で

東京の葛飾でエチオピアのコーヒーセレモニーを体験できます!

エチオピアの家庭では「コーヒーセレモニー」を毎日やる! カジュアルだけど大変‥‥
エチオピアの家庭では「コーヒーセレモニー」を毎日やる! カジュアルだけど大変‥‥

コーヒーは露店でたくさん店があります。

女性がコーヒーを淹れます。これ伝統的に母から娘へ伝えられるそうです。

炭で火を起こし、お湯を沸かします。

その際にユタンという乳香を炊きます。この香りもコーヒーセレモニーには欠かせません。

そしてジャバナと呼ばれる陶器の壺に、挽いたコーヒー豆を入れて煮立たせます。

しばらく火から離して置いて、粉が沈殿するのを待ちます。

なぜか一杯目をコップについて置いて、最後にそれを戻します。

コーヒーにはテナダム(別名アダムス・リーフ)の葉っぱを入れます。

するとまた香りが変わって一興です。

これが一杯5B(20円)です。

どの店もこの値段です。是非。

セブンコーヒーなんか目じゃないです。

この一連のセレモニー。それ自体が文化。

ここまでくると⓾まで挙げたいですが、残りの二つは実際にエチオピアに行って、感じてみてください。

ここが変だよエチオピア!

あっつぶやいていましたが、

夜のレストランどこもめっちゃ暗いです。

エチオピアはオリジナルでオリジンの国です。

では

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