マルハバ(パレスチナの言葉でこんにちわ)
またびのまさるです。
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パレスチナの第3弾を書きます。
古い映画が好きな人、もしくはエヴァンゲリオンが好きな人は
「ジェリコの壁」
という言葉を聞いたことがあるかも知れません。
僕は映画「或る夜の出来事」(フランク・キャプラ監督)でずっと記憶に残っています。
It Happened One Night; A Tribute
英語のダイジェスト版ですが、「ジェリコの壁」が出てきますね。
未婚の二人が同じ部屋に泊まる時に、二人のベッドの間にシーツで壁を作るんですね。
操を守るために。
でも最後その壁は崩れたっていうオチになるのです。
でも
「ジェリコの壁」って何なの?ってことにはならないので少し説明します。
ジェリコの壁は、聖書のエピソードから引用されている
イスラエルの民が約束の地カナンを目指して、モーゼに率いられ移動していきます。
その行進は40年にも及びモーゼは道半ばでこの世を去ります。
行進の道のりは
写真引用
その後継者をヨシュアが務め、いよいよカナンの入り口城壁都市ジェリコに着きます。
ジェリコは固く城壁を閉ざし、ヨシュアたちの行く手を阻みます。
そこでヨシュアは神のお告げの通りに城壁を七日間周り、角笛を吹くと城壁は一瞬で崩れたという話から来ています。
映画ではその城壁を男女の関係性というものに例え引用しているのですね。
そしてエヴァンゲリオンでは今度は映画「或る夜の出来事」を引用していることがわかります。
ジェリコには行っても行かなくても良かったのですが、やっぱりジェリコの壁が気になって行くことにしました。
ジェリコの行き方 ベツレヘムから乗り合いバンで25シェキル 1時間
神サイトVISIT PALESTINEを見れば大丈夫だと思います。
ジェリコへの行き方
エルサレムからも乗り換えが必要ですがアクセスできます。
ジェリコへのアクセス | Visit Palestine - パレスチナの観光情報サイト
エルサレムから(バス、乗り合いタクシー)バスの場合 ダマスカス門近くのバスターミナルから、No.36のバスでアブー・ディス(Abu Dis)まで行く。所要約30分・7 NIS(2010)。乗り合いタクシーの場合 アブー・ディスでジェリコ...
乗り合いバンなので、人数が揃うまでは出発しません。
シティセントラルという場所で降ろされると思います。
ジェリコ観光の見所をあげます。意外と聖書にちなんだ場所が多い
ジェリコは何を隠そう二つの世界一を持っています。
①世界最古の街 約10000年前から
②世界で一番低い場所にある都市 海抜マイナス260メートル
この街のポテンシャルすごいんです。
さらに観光地としては
①誘惑の山(Mount of Temptation) イエスが悪魔の誘惑を退けた場所
②テル・アッスルターン(Tell es Surtan)10000年前の城壁や住居跡と
エリシャの泉 旧約聖書で預言者エリシャが塩で清めたという泉
③死海 超有名 プカプカ浮いて、横になって新聞が読める
④ヨルダン川 イエスが洗礼を受けた場所
⑤ザアカイの木 ルカによる福音書に出てくる場面。横領でお金持ちになった役人ザアカイがイエスを見ようと登っていたイチジクの木があります?
またびが回っただけでもこれだけあります。
他にも、モーゼの墓がある「ナビ・ムーサ」
ギリシャ正教の修道院のある「ワディ・ケルト」があります。
ただ難点は自力で行けるところが①②⑤だけなんですね。
あとはタクシーかツアーがいいです。
自力でトライする誘惑の山とテル・アッスルターン ジェリコの壁は再び閉じられた?
ヘブロンからのバスが午後13時には着き、宿の「Jericho Waleed Hostel」に到着
ジェリコの街で一番驚くのが、イスラエル兵がまあいないということ。
そこが全然違います。
イスラエル国旗も分離壁も金網もありません。
人もヨルダンに近いため、もうみんなパレスチナ人です。
ここが一番安くドミトリーが15ドル。それでもまあまあ高いのだけれど。
右端の宿マークがホテルです。星印の中心部からは少し離れています。
Jericho Waleed's Hostel, エリコ,
エリコ、Jericho Waleed's Hostel – 予約はすべて最安値保証!Booking.com:クチコミ49件、 写真45枚を提供。
ここで死海へのツアーなどをやってくれますが後述します。
つまり少し良くなかったということですが。
宿から誘惑の山へは大体4〜5kmくらいあります。
左端の教会までケーブルカーが出ていてそれを使うと4kmくらいで行けますが、ケーブルカーは往復で60シェキル(15ドル)と超高いです。
全然歩いて行けます。
写真の右奥の方向が死海の位置です。
乾燥地帯なのですが、緑が豊富です。
左端に写っているのはケーブルカーです。
この発着点近くに遺跡の城壁と泉があります。
いよいよイエスが悪魔の誘惑を退けたとされる教会に入ります。
営業時間は夏場は17時、冬は16時までです。
またびは余裕を持って15:30には着きました。
入り口が開いています。
いざ
「あれ?」
閉まってる?
手前のおじさんが時間前なのに
「今日はクローズドだ」と閉めました。。。。
「ああ、15ドル払ってケーブルカーで来たのに。。。」
彼は無情にも
「明日の朝から開いている」と言ってその場を去りました。
ジェリコの壁はまたびには
閉じられた
のです。
捨てる神あれば拾う神あり デミトリス修道士との出会い
入り口で絶望している僕に優しく声をかけてくれたのは、中から出てきたデミトリス修道士。
彼はギリシャのテッサロニキから来ていて、僕がアトス山巡礼に行った話をするととても興味を持ってくれた。
アトス山の記録はこちら。7ヶ月の旅でやはり一番感動しました。
【女人禁制の島】異教徒男子1日10名限定 1000年の祈りが今も息づく聖なる島アトス山巡礼
アトス山で最古の寺院・メギスディ・ラブラ( Megísti Lávra)での夕方の祈りのとき。
魂が震えて、汗が止まりませんでした。
女人禁制で、男子のみで申し訳ないけれど
絶対に、体験した方がいい。
強く強くすすめます。
1000年も続けられた祈りがここにはあります。
デミトリス神父は「イスラエルには聖地のマル・サバ(Mar Saba)に行くといい」と言われました。
マルサバはやはりギリシャ正教の修道院。ベツレヘムからタクシーで往復50ドルくらい。
グッドモーニング, パレスチナ : マル・サバ修道院
ちょっと今回は行けませんでしたが、いい宿題をもらったように思います。
彼からもらったマリア像の小さな絵葉書は僕の宝物です。
縁がなかったんだと、この教会に入るのは諦めました。
このデミトリス修道士とはテルアビブの空港で偶然また再会するのです。
縁は奇なもの味なもの。
失意の中、ケーブルカーで降り、テル・アッスルターンを観光
ここ入場料10シェキルかかります。
5000年前とかのすごい遺跡なのですが、何分展示が雑なので、少し残念
夕方は綺麗です。
宿に戻る 同室のフランス人と明日死海ツアーに行くことに
宿に戻ると、同室にフランス人フレディが話しかけてきた。
「明日、死海のツアーに行くのだけれど、二人だと50シェキルで行けるんだ」
11ドル位で死海に行けるなら安いなと思い、その話に乗ることにした。
フレディーはイエスの洗礼の場所と誘惑の山も行きたいと。
これは、再びあの教会に縁があるんだなと思い、ツアーの内容を聞く。
泊まっているホステルのオーナー「Waleed(ワリード)」がツアーもやっているよう。
市内観光とエルサレムに行くバスに乗る場所までの送迎込みで100シェキルと言ってきた。
最終的に90シェキルで手を打つが、その後ワイードがやたらテンションが高く、
「日本人、明日朝遅れるなよ。わっははは」
と笑っていたのが気になった。
この人は、自分で言って自分で笑うタイプ。
フレディと二人で
「これは60シェキル位で行けたかもね」
と話す。
当日の朝 ワイードの奴やりやがった
予感、特に悪感はよく当たる。
ワイードのあの笑いと「遅刻するなよ」のセリフ。
ワイードは40分遅刻してきました。
到着するや否や謝りもせず
「この車を他のやつのと交換してそれで遅れた。ふざけんな」
みたいなことを口早に罵った。
そして
「Everything is OK?」
と言った後、自分でガハハと笑い、遅刻については何もなかったように車を走らせた。
全然OKじゃないとフレディも内心思っていたはず。
ザアカイの木 ワイードが言うからてっきり嘘だと思っていた
ワイードは突然車を止め、大きな木の前で
「ここにキルストが座っていて、ザアカイが木の上にいた」と話す。
その木がこちら
悪いけど、遅刻したことを謝らない人間が言うことは信じられない。
この木が樹齢2000年のはずないよなとフレディと話す。
この木の上でザアカイはイエスを見ていて、呼び止められ、その後イエスがザアカイの家に泊まり、ザアカイは改心したという逸話です。
だったら、ザアカイではなくワイードに悔い改めて欲しいと内心思っていた。
後から調べてみて、ワイードは嘘をついていないと気づくのだが、この時の僕らはそんなに寛容にはなれなかった。
リベンジの誘惑の山(Mount of Temptation)ようやく扉は開かれた朝
朝8時過ぎに教会に着く。
門は開かれていた。
観光客は誰もおらず、中に入る。
小さな教会の聖堂から階段を上るとイエスが座って悪魔を退けたとされる石がある。
そこに来るとフレディがおもむろに靴を脱ぎ、瞑想を始めた。
彼はとても変わっている。
2年間イスラム教に改宗し、勉強したが、今は特定の宗教は持っていないと言っていた。
彼はすべての宗教は根源が一つであるという考えに立って、仏教にも造詣が深い。
もちろんベジタリアン。
こんなところでもとても自然に瞑想を始めるから面白い。
僕も隣で瞑想する。
イエスが2000年以上前にここにこうして座り、瞑想をする中で悪魔を退けた。
その場所で今僕も瞑想している。
蓮華座の上に置いた手がとても熱く、熱を帯びてくるのがわかる。
とても気持ちが良い。
エルサレムでもベツレヘムでもなく、このジェリコの誘惑の山に僕は一番パワーを感じた。
30分くらい座禅をしていたように思う。
聖堂から祈りの声が聞こえ、座を解いた。
そして、僕はフレディに
「君がここに座ってくれたから、僕も座禅ができた。特別な感情が湧いたよ。ありがとう」と言うと、自然と二人でハグをする形になる。
なんかとても感動して、涙が溢れた。
髭面の親父二人が、ギリシャ正教の教会の中で、裸足でハグしているのは正直
気持ち悪い
でもね。そんなことはどうでもいいくらいに、感動した。
ここでこうして瞑想ができるという喜び。
場が持つ特別な感情というかパワーというかそういうものに心動かされたのだと思う。
まあフレディも僕もたぶん
相当変わり者なんだと思うけど
聖堂に戻ると
昨日、ジェリコの壁を閉ざしたおじさんが祈りを捧げていた。
「今日も来たんだね」と語りかけてきた。
「さっき座っていたのを見たよ。普段は観光客でいっぱいだから、そんな時間はない。君たちはラッキーだよ。僕は神父ではないけれど、ここに派遣されている。ここの神父はもう96歳で高齢だから援助が必要なんだ」
と話す。そして
「君はアトスに行ったんだってね?僕も40年前にアトスに行ったよ」
という。多分ディミトリス神父が話してくれたのだろう。
ここで初めて、昨日来たことは無駄じゃなかったと気づく。
ここでこうして一度は扉を閉ざした人と、心を開けて話すことができる喜び。
僕はイエスが悪魔を退けた場所で、諦めという悪魔を退けたのだ。
まあフレディのおかげだけれど、この特別な感覚を持てたことがとても嬉しかった。
フレディはこの後、教会のおじさんに宗教はもともと一つだという話をして少しヒカれていた。変なやつです。
ヨルダン川で洗礼 なにこの流れ 特別すぎる
この後、車で20分ほど走り、ヨルダン川に着く。
ここはイエスが洗礼を受けた場所。
時間的にはこの場所で洗礼を受けた後、誘惑の山で修行し、悪魔の誘惑を退けたのですが。
川を隔てて向かい側がヨルダンです。
この日は小雨が降っていた少し肌寒い。
それでも巡礼者特に女性が多かったけど、白い布を着て、沐浴をしていた。
インドのガンジス川の沐浴とよく似ています。
ここでもフレディはパンツ一丁になって沐浴します。
フレディがやるなら俺もとパンツ一丁になって沐浴。
意外と寒くて、深い。
瞑想して、沐浴するという流れはとても気持ちがいい。
沐浴のあと、ワイードがふとつぶやく。
「みんな、死海は入場料がかかるって知ってるのかな?」
メインディッシュは死海で浮き浴 死海の入場料50シェキル(約12ドル)
出た!
後出しじゃんけん。
でもまあ仕方がない。
入場料を払う。
死海はヨルダン側でも行ける。
ヨルダンも無料のビーチがあるが、シャワーがないと聞いた。
死海ははっきり言って
シャワーがないと相当きつい。
ある意味塩びたし、泥びたしになるわけだから。
この日は雨で海に入るまでも泥で滑る滑る。
海ではお約束新聞を読むポーズもうまくいかない。これは僕のようで僕じゃない中国人
死海は仰向けに浮くのが基本。
うつ伏せに泳ぐのは一応禁止されている。
やってみるとその理由がよくわかる。
不安定
口や目に水が入る
ぜひトライしてみてほしい。
ブログとかでは20分くらいで飽きるとか、しみるとか言いますが、1時間は楽しめる。
特に泥を塗るのが楽しい。
フレディはペットボトルに死海の泥を詰めていました。
なんか砂の模様がついてきれいでしたし、買うよりはいいかもしれない。
この泥を落としたり、塩水を落とすのにシャワーは必要経費。
滑って転びそうになったり、浮いて楽しんだり、身体中に泥を塗って笑ったり、この死海ではアフリカ系、アジア系、ヨーロッパー系、人種とか関係なく笑いあっていたように思う。
このパレスチナ・ジェリコで未来の共存のあり方を死海が示してくれているように思う。
僕らは、分断し、壁を作るのではなく、角笛を鳴らし、笑い声をあげ、壁や分断を取り壊し、ともに自然に人生に向き合うことができるのではないか。
そんなことを考えていた。
だって同じパレスチナでもジェリコはヘブロンともベツレヘムと全然違っていた。
ここは明らかに
パレスチナという国なのだ。
イスラエルの国旗がたなびかない。
鉄条網が巻かれたゲードに行く手を阻まれない。
モスクに入る際に、荷物検査や身分証の提示を求められない。
銃を構えた兵隊がいたるところにいない。
ゴミが落ちてこないように空に網がかかっていない。
これが当たり前の国の姿だ。
ベツレヘムもヘブロンもこうした自由を取り戻してほしい。
最高の流れに、最低のエンディング
僕とフレディはとても満足していた。
瞑想、洗礼、そして泥まみれ。
なんと素晴らしい一日だったのだろう。
しかし、最後に最低なオチが待っていた。
着替えをし、駐車場に行くと、
ワイードがいない。
まあすぐに戻ってくるだろうと待っている。
しばらくしてから彼に電話をする。
30分で来るという。
そこからさらに1時間以上待った。
駐車場でただただ車が来るのを待った。
1時間30分後、ワイードが来た。
僕らは無言で車に乗り込む。
車のトランクには知らない人の荷物が積んである。
仕事掛け持ちしているな。
しかも助手席に小さい子供を乗せている。
そういう手か。なんか汚いな。
こちらが怒ると気まずい雰囲気になる。
僕とフレディは決めていた。
極力話さずに、エルサレム行きのバス乗り場に着いた時に一人50シェキルを渡して降りることを。
40分ほど走り、車はエルサレム行きのバス乗り場に到着する。
荷物を背負い、まずフレディが50シェキルを渡す。
予想通りワイードは
「90シェキルだぞ?どうした?」
という表情をする。
フレディが
「2時間以上も待った。90シェキル払う必要はない」
そのタイミングで僕も50シェキルを渡す。
そして
「僕は悲しい」
とだけワイードに伝えた。
ワイードは朝の遅刻も最後の遅刻の時も一度も謝らなかった。
何事もなかったかのように振る舞う彼を見て僕は心底悲しかった。
ワイードは
「何が一体悲しいんだ?悲しいのは俺だろ?どうして90シェキルが50シェキルになっちまうんだ」
と言った。
笑うのをこらえた。
確かにそうだな。
ワイードは悲しい。チャンスを失ったんだよ。せっかく180稼げるチャンスを。時間を大幅に守らなかったことで100になってしまった。
でもこれが商売だ。
僕とフレディはエルレサレムの方に向かって歩き出した。
ワイードは他のパレスチナ人に何か話していたが、理は明らかに僕たちにあった。
彼はわめきながら、車に戻り、すごいスピードで戻っていった。
多分トランクに乗せた荷物の持ち主も僕たちと同じようにどこかで待っているのだろう。
ワイード。
あんたは本当に悪い奴だった。
教訓;自分の発言に自分で笑う人間を僕は信じない。
でも結果すごいお得なツアーになったのが笑ってしまう。
今日は金曜日 15時から「シャバット」が始まる
僕らは急いでいた。
金曜日の15時からはユダヤ教徒はシャバットと言われる安息日に入り、公共交通機関が動かなくなるのだ。
あいにく僕はその日にテルアビブまで移動しなくていはいけない。
エルサレムに着いたのは15時。
バスターミナルまではトラム(路面電車)で行ける。
切符を買ってトラムを待つ。
すると乗客の乗っていないトラムが無情にも駅に停車せずに通過する。
電光掲示板には運転終了の文字。
ここに来てワイードの呪いか。
テルアビブまでのバスがなくなったら終わりだと焦る。
タクシーを捕まえて値段を聞く。
「50シェキルだ」
と言われる。
バカじゃないか?ワイードが半日車で運転して、50シェキルだったのに、たかだか4km程度の道のりで50シェキル払うなんて。
意地で歩くことにした。
バスがなくなっているかもしれないと思いながらも諦めずに歩く。
バスターミナルに到着するとちょうどバスはあった。
諦めないで良かった。
イスラエルの旅は諦めないで良かったと思いことが多い。
そしてこのテルアビブはパレスチナの香りがほぼしないイスラエルの街。
最後に
パレスチナ三部作。
最後のジェリコはなんかいつも通りの珍道中になった。
というのもこれが普通の国のあり方なんだよな。
エルサレムからベツレヘムそしてヘブロン。
観光する以前に、自由が過度に制限される社会に、珍道中などしている余裕すらなかった。
眉間に皺を寄せ、政治、システムを呪っていた。
システムが暴走、権力が暴走するのはイスラエルに限ったことじゃない。
僕は今の日本政府がものすごくイスラエル政府のようになっていると感じる。
沖縄の琉球セメントに貼られたカッター付きの鉄条網は、それと同じものがパレスチナにもたくさん置かれていた。
空を軍用機がなんども往来し、警察や軍隊が高級な車両に乗り、偉そうにしている。
権力は腐敗する。権力は暴走する。だから憲法でそれしないように権力を縛っていると大学で習ったが、今まさに日本の権力は暴走し、劣化している。
システムが間違った方向に動いた時、それをどう修正するのか?
選挙だけではダメなんだと思う。
フレディは、早くフランスに帰りたいと言っていた。
その理由は、先日来、ニュースを賑わすフランスのデモのことだ。
彼は興奮していた。
もうマクロンは退陣してもらう。富裕層優遇のグローバリストはもうごめんだ。だから僕もデモに参加して世の中を動かしたい。
その結果を今みなさんは目にしているだろう。
増税は延期し、そのうちマクロンの政治責任が問われる。
韓国ではもっと穏やかに政権交代を実現した。
そしてマレーシアでは時間がかかったが選挙で政権交代をし、消費税を0にした。
今世界で起きていることは
システムは政治は私たちが変えることができる
という現実。
その流れに日本も乗っていかないといけないように思う。
これは僕たち自身の問題だけじゃなくて、もう僕たちの次の世代、子供達に対する責任でもある。
ちょっと饒舌になりすぎましたが、明日の王家の谷のバルーンが朝の4時起きなのでもう寝ます。
素晴らしい日の出が見られることを願います。
またび
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